七田眞裕美の想い

何を食べるかは、
どう生きていくかを考えるのと同じ。
まずはできることから少しずつ始めてみましょう。

私は仕事を持つ母として三人の子育てを経験しました。

最近では働くお母さんも珍しいものではなくなってきましたが、限られた家事や子育ての時間の中でどうすれば心身ともに健やかな子供を育てられるだろうかと悩む声をよく耳にします。

私自身も、その大変さを経験しているのでよく理解できます。

私が子育てを踏まえて実感したこと、それは母親が正しい情報を知っているかいないかでは子育てに大きな違いが出るということです。

母親がどういう意識をもって取り組むかということは、子供の成長に大きく影響を与えます。

そこで着目したのは、毎日の「食」でした。

食べ物を変えたら人生が変わります。

「食」とは“人を良くするもの”と書くように、自分が、家族がそれぞれに良くなっていくものでなければいけません。

「天才を育てる」「頭の賢い子供に育てたい」と考えたとき、まず何をしますか?

幼児期から働きかけ、能力を開花させることはもちろん大切です。しかし、それと同時に大切になるのが「食」だということを、忘れてはいけません。私たちは、体も脳も心も、すべて食べたものから作られています。何を食べるかで、健康、頭の善し悪しが大きく左右されるのです。

例えば、妊娠中や授乳中にお母さんが食べたものは、授乳を通して子供に与えられるため、ファストフードや有害物質の多い食事をお母さんがとるということは、子供も同じものを食べているのと同じことです。

また、人の脳の80%は、6歳までに完成されると言われています。その大事な期間に栄養バランスが乱れた食事が毎日のように食卓に上がるのは好ましいことではありません。

子供だけではありません。

あなたを含め家族みんなが健やかな暮らしを送るために良質な「食」は必要です。

食の選択権を握るのは「あなた」

「子供の味覚は十まで」といわれるように、10歳頃までには味覚がある程度決まるといわれています。

とくに、幼少期は味覚を養うために大切な時期です。

でも、子供が食材を買いに行くわけではないですし、料理もしません。

大人から与えられた食べ物が全てなのです。それが脳や体にとって良い物か、悪い物か、子供には判断ができないのです。私たち大人は、毎日口にする食べ物が、どれだけ私たちの脳や心、体に影響を与えているのかを理解しなければいけません。

子供が口にするものを選ぶ権利があるのは、あなたなのです。

気付いた時が始めるとき。

あなたの大切な人たち、そしてあなた自身が豊かな人生を送ることができるように、 今、私たちができること、 そのお手伝いをさせていただければ幸いです。

まずはできることから少しずつ始めてみましょう。

後で振り返った時に、「あの時こうしていて良かった…!」と感じることがきっとできます。

プロフィール

株式会社しちだ・ライフ 代表取締役 社長
株式会社 しちだ・教育研究所 代表取締役 社長

七田 眞裕美しちだ まゆみ

3児の子育てを踏まえて、分子整合医学を基に、自然食、自然療法、安全な生活用品の開発など、子育てや家族の健康に役立つ食育指導や商品開発を行う。

米国公益法人ライフサイエンスアカデミー認定のへアミネラル分析マネージメントの資格を取得する。

著書に、『七田式妊娠から3歳までのらくらく右脳子育て』(七田厚との共著・日本実業出版社)がある。

1年間に約30回のセミナーや講演を行っている。
日本を含めた世界7か国で開講し、世界中からの支持を集めている。

七田式教育と食学数多くある幼児教育の中で唯一「食学」を提唱している教育法

認めて・ほめて・愛して育てる

私たち人間は、誰もが無限の可能性を持って生まれてくる「天才」です。

それぞれが本来持つ才能を最大限引き出すためには、生涯で最も吸収力の高い幼児期から取り組む「心の教育」を重要視しています。

世界の未来を担う子供たちを、大きな志と奉仕の心を持ち、自らリーダーシップを取れる子に育てることが、七田式教育の一番の目的です。

世界で認められた
「生まれ持った力」を引き出す七田式

日本の幼児教育の第一人者、七田 眞(しちだ まこと)によって生み出された七田式教育は、60周年を超えて多くの人に実践されています。

その独自のプログラムと、学びの基盤から育てる幅広い分野のアプローチは17の国と地域に広がり、各地域の言語や文化に沿った教材を使って、七田式の輪が広がっています。